CTAとは? CTAの設置事例やクリックしたくなる工夫について

CTA(Call To Action)は、ユーザに購入や資料請求とってほしい行動(コンバーション)を促すことをいいます。

例えば「お問い合わせ」「資料請求」などといった行動を促すキャッチコピーをテキストリンクやボタンで視覚的にユーザに訴えることで行動を促すことができます。

CTAを改善することで、コンバージョン率向上に繋がります。
今回は、CTAの設定事例を含めながら、効果的な設置方法についても解説していきます。

CTAの設置事例

目的に応じて設定するCTAは違います。代表的なCTAが用いられる場面を紹介していきます。

代表的なCTAが用いられる場面
  • 購入
  • 資料請求
  • 会員登録
  • メルマガ登録
  • 定期購入
  • コメント記入(口コミなど)

ユーザの目的に沿ってCTAを設置することで、コンバーションに繋がりやすくなります。

購入

最もCTAが用いられる場面として商品の購入です。コロナの影響もあり、ネットショッピングの利用世帯が50%を越えたといわれています。食料品や衣類、家電など購入品目も様々です。売上に直結するCTAなので、効果的なデザインや設置が重要になります。

購入ボタンの一例

資料請求

インターネットを通じて保険のパンフレット、引っ越し見積もり、英会話の資料など請求したことがあると思います。資料請求は金額が大きかったり、購入ハードルが高くインターネットだけで商品の購入や契約が完結しない場合に資料請求を促すことで見込み顧客を獲得することができます。

資料請求ボタンの一例

お問い合わせ

お問い合わせは、商品、サービスに関する質問など団体や企業に対して簡単に連絡することができるユーザアクションです。企業ホームページ、ネットショッピングサイト、ポータルサイトなど、目的やサイトの種類関係なくどんなサイトでも設置が求められるCTAを用いられる場面の一つです。

お問い合わせボタンの一例

会員登録

フリーメール、ネットショピング、ゲーム、転職サイト、ファンクラブなど無料・有料問わず会員登録はユーザと繋がりを作る目的として多くのサイトが機能として取り入れています。

会員登録の一例

メルマガ登録

メルマガは、定期的に情報配信をするのでユーザがメールを読んでいるうちに顧客ロイヤリティが高まり、顧客との関係性が強化されます。すぐに利益に繋がらないとしても、将来顧客となりうる見込み顧客を確保する上で重要なマーケティング手法の一つです。

メルマガ登録の一例

定期購入

水、サプリメント、洗剤など定期的に消費する日用品や消耗品を都度購入するのはユーザにとって面倒くさい行為です。
定期購入は、一定期間で同じ商品を継続的に自動購入するサービスです。通常の購入よりもハードルが上がるので申込みされやすくする工夫が必要になります。

定期購入の一例

コメント記入(口コミなど)

CGMといった掲示板や商品やサービスへの口コミなど、ユーザが参加してコンテンツが成長していくメディアの場合にコメント入力は重要なCTAです。

コメントボダンの一例

効果的なCTAを設置する工夫

CTAは、ボタンのデザインやテキストのコピー、設置位置などちょっとした工夫をするだけで改善できることは多くあります。ユーザが思わずクリックしたくなるような設計が必要です。

効果的なCTAのポイント
  1. ユーザにメリットを伝える文章を入れる
  2. 目に留まる位置・デザインにする

1. ユーザにメリットを伝える文章を入れる

人はメリットを感じなければ行動をしません。ランディングページを訪れたユーザがどういった心理状況でどういった文章が心に刺さるのか意識しながらリンクやボタンに設置するテキストを考えます。

ユーザにメリットを伝える文章の事例
  • 今なら◯◯がもらえる!
  • 送料無料
  • メールアドレスだけで登録完了

商品の購入コストが低い、手間が省けるなどアピール出来るメリットを伝えて、ユーザの関心を引く工夫をしましょう。

2. 目に留まる位置・デザインにする

ユーザにクリックしてもらう為には、リンクやボタンだと認識しやすいデザインにすることも重要な要素です。色や形状を使いページ内でも目立つようにすることで、リンクやボタンだと分かりやすいデザインにします。アイコンやアニメーションをつけるなどちょっとした工夫でCTAを改善することができます。

 アイコンや吹き出しを付けて強調したボタン
資料請求をする(無料)
左右に動くアニメーションがついたボタン

3. 特定の条件や制限を設ける

限定感で動機づけをしたり、禁止や制限を加えることで興味を抱かせたりと、ユーザが思わず行動を起こしたくなるような心理状況をつくるセールスライティングや仕掛けを作ることでとってほしい行動へとユーザを促します。

1)希少性をアピールする

限定や特別といった希少性を高める条件をつけることで、商品やサービスの価値が通常よりも高く感じるようになります。

  • 販売は期間限定!◯月◯日まで
  • 先着5名様まで10%オフ
  • 北海道限定の商品

期間や販売個数、エリアなどの限定条件をつけることで希少性を高めます。

2)カリギュラ効果

人は禁止されると逆にやってみたいという好奇心が生まれます。これを逆手にとって行動を禁止するキーワードを文章に入れることで目的の行動へと誘導します。

  • 【閲覧禁止】恐怖映像
  • 本当に〇〇したい人以外はおススメしません!
  • 食べすぎ注意!一口食べたらやみつきになる美味しさ!

3)アンカリング効果

アンカリング効果とは、最初に提示されたものの価格や条件が基準となり、後から提示されたもへの判断が鈍ってしまうことをいいます。
例えば、定価と割引価格がセットで記載されていることで定価の◯割引きだからお得と感じてしまうこともアンカリング効果が効いているといえるでしょう。

  • 通常価格100万円のところ、90%オフの10万円で提供します。
  • 通常はオプションサービスが1つのところ、今だけ3つまで無料で付きます。

4. CTAを設置する場所を工夫する

誘導するユーザ行動によって、コンバージョン率が向上しやすい場所があります。CTAをページ上部に設置するとクリック率は高くなりますが、コンバーション率が下がることがあるので注意が必要です。

1)ファーストビュー

商品説明がいらず、コンテンツ読み込ませる必要がないようなCTAがおすすめの設置場所です。
例えば、企業ホームページといったお問い合わせフォームといったCTAは分かりやすく、見つけやすいファーストビューに置くことをおすすめします。

2)サイドバー

サイドバーは、サイト訪問者に商品やサービスの認知させたい場合に設置します。コンテンツを読み込む際に邪魔にならず、繰り返し目に留まる位置におくことで認知を高めることができます。

3)コンテンツ内(記事)の途中

コンテンツボリュームが多いページなどは、コンテンツ内の途中に設置することがおすすめです。
商品の導入メリットや価値をしっかりと伝えた後の方が、ユーザのクリック率やコンバージョンは向上します。コンテンツの途中でCTAを設置し、ユーザが離脱する前に誘導するようにしましょう。

5. 安心感を与える

ユーザに安心感を与えることで、クリックする心理的ハードルをさげることができます。
例えば、「購入する」といったテキストよりも「商品購入(30日間返品可)」といった内容の方が不安は緩和されクリックしやすくなる状況になります。

以上、「CTAとは? CTAの設置事例やクリックしたくなる工夫について」でした!サイトの目的やユーザ心理を考えながら最適なCTAを設置してみてください。

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