ブログをアクセスアップするステップ

ブログをアスセスアップをしたいけど、上手くいっていないという方も多いかと思います。

記事を大量に書いたからといって、すぐに簡単にアクセス数が増え分けではありません。記事の投稿や更新をしながら、アクセス数は徐々に増えていくものです。

記事を書いていたけど、全くアクセス数が伸びず途中で断念してしまうといったケースも少なくはありません。今回は、アクセスアップするための具体的なアクセスの増え方や記事の書き方について、ステップ形式で解説してきます。

アクセスアップさせる方法とは?

ブログのアクセスアップといっても方法は複数あります。もちろん、日々記事を書くことは必要ですがどういったチャネル(アクセスの流入元)からアクセスアップを狙うのかによって施策の方針は大きく変わります。

主なブログのチャネル(アクセスの流入元)

  1. Organic Search(自然検索)
  2. Paid Search(有料検索)
  3. Social(ソーシャルメディアからの流入)
  4. Referral(別サイトからの流入)
  5. Direct(直接の流入)
  6. Other Advertising(他の広告)
  7. Email(メールからの流入)
  8. Affiliates (アフェリエイトからの流入)
  9. Display(ディスプレイ広告の流入)
  10. Other (その他の流入)

このようにチャネルは複数ありますが、広告を出稿するのには費用が掛かります。ブログでアクセスアップを狙うのであれば、Organic Search(自然検索)がおすすめです。

地道に記事を書いていくことは必要ですが、ある程度アクセス数がついてくれば右肩あがりで伸びていきます。一方、広告はすぐに結果が出るものの一時的なもので、継続していくには広告を出し続けなければなりません。個人のブログとして、アクセスアップを狙うのであればOrganic Search(自然検索)及びSEO施策をおすすめ致します。

SEO施策といっても、ただ記事を書けばアクセスアップを狙えるわけではありません。サイトの構造、検索キーワードの選定、記事の構成含め戦略的に施策を展開していく必要があります。

1. SEOの基本を理解する

SEO施策をする上で、「テクニカルSEO」と「コンテンツSEO」について考えなければなりません。

テクニカルSEOは、ブログをGoogleが正しくブログを評価してもらえるようにクローラーがブログ全体を辿れやすくするように設計・仕組みづくりをすることです。

コンテンツSEOとは、狙う検索キーワードからユーザニーズを汲み取り、ページタイトル、ディスクリプション、見出しといいた適切に構成することを示します。

SEO施策では、適切な「テクニカルSEO」と「コンテンツSEO」の両方が成立していなければ求めるアクセスアップにはつながりません。

2. ブログの方向性(テーマ)を決める

まずは、ブログの方向性(テーマ)を決めます。まとめサイトといったように、複数のテーマを取り上げてアクセス数を稼ごうというサイトもありますが、質が高く専門性が高いブログを作ることをおすすめします。

キュレーションサイトといったネーミングで一時にトレンドになりましたが、Googleのコピーコンテンツに対するアルゴリズムのアップデートやコンテンツのオリジナル性を高めること、専門知識を盛り込むことといったことがより一層求められる時代になりました。

ブログのテーマをしっかりと決め、他サイトとの違いを明確に出し専門性の高い情報を発信することが長期的にアクセス数を稼ぐことにつながります。

3. 検索キーワードを決める

ブログのテーマが決まったら、検索キーワードを決めます。検索キーワードを決める際には、テーマから関連・連想される検索キーワードをすべて書き出します。

効率よく、検索キーワードを抽出するには、サジェスト、共起語のツールや知恵袋といったQ&Aを参考にします。

検索キーワードを書き出した後は、月間検索ボリューム数や競合サイトを調べていき狙えそうな検索キーワードを選定していきます。月間検索ボリューム数が大きいほど競合は増えていき、検索上位を狙うハードルは高くなります。

なので、ブログサイトでロングテールの検索キーワード(月間検索ボリューム数が小さい検索キーワード)を狙うことになります。ビックキーワードに比べて、月間検索ボリューム数は少ないものの圧倒的に検索キーワードの個数が多いからです。

ただ、ロングテールの検索キーワードでも選定する際に注意が必要です。例えば、ヘルスケア関連の検索キーワードであれば、病院やクリニックのサイトが検索上位にくることが多くなります。これは、サイトのオーソリティ=権威が関係しています。

また、検索キーワードが「商品名×購入」であればECサイトが上位表示されます。これはユーザの検索意図が「商品を購入したい」ということなので、自然にショッピング機能があるECサイトが上位表示されるわけです。

テーマに沿った検索キーワードを選定し、月間検索ボリューム数を調べ、競合サイトを意識しながら自身のブログが入り込む余地があるか判断しながら、記事を書き進めてみてください。

4. 適切なディレクトリ構造にする

ディレクトリ構造を整理することで、検索エンジンからクローリングされやすくなります。

カテゴリーごとにディレクトリに分類されて、記事が格納されることでどういったコンテンツがどれくらい、このブログにあるのかを判断しやすくなります。

<ディレクトリを作る際のポイント>

  1. ディレクトリ名は英語
  2. 無駄に階層を深くしすぎない
  3. 親子関係を意識する

ディレクトリ名は英語にすることをおすすめします。無意味な数字やIDでなく分かりやすい名称にすることで、クローラー及びユーザに対してもどういったコンテンツが格納されているか認識しやすくなります。

また、「category」や「tag」といった意味のないディレクトリを作らないようにします。そうすることでクローラーがサイトを理解しやすくなります。さらに、親子関係を作ることでカテゴリーごとの関連性を把握しやすくなります。

5. 良質な記事(コンテンツ)を書く

良質な記事(コンテンツ)を書くということは、長文にする、専門性を高めればいいというわけではありません。検索キーワードから読み取れるユーザニーズを理解し、解となる記事を書くことです。

最近は「長文の記事(5000文字〜10000文字)が上位表示される」といったことを耳にすることがありますが、長文であってもただ長いだけの文章では上位表示はされません。ユーザニーズを考えた場合、その検索キーワードではさまざまな解をユーザが求めていることが想定できるので自然と文章が長くなったということです。

<質の高い記事を書くポイント>

  1. ユーザニーズ(検索意図)に対する解になっていること
  2. オリジナリティを含む(独自の見解、考え方など)
  3. 情報のエビデンスを明確にする(調査アンケート、有識者へのヒヤリングなど)
  4. 見出しを見ただけで内容を理解できるような記事にする
  5. 文章だけでなく、図解、グラフ、箇条書きなどを挿入する

専門的な話をするとGoogleは、良質な記事(コンテンツ)として「E-A-T」を定義しています。これは、Expertise(専門性)、Authoritatigveness(権威性)、Trustworhiness(信頼性)の頭文字をとった言葉で、良質な記事をうえで重要視しています。

さらに、YMYL(人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ)であればgoogleの品質評価基準は高くなります。

まずは、質の高い記事を書くポイントを意識して記事を書いてください。

6. 検索順位計測をする

記事を公開したら定期的に検索順位を計測することが大切です。上位表示されなければ、サイトのアクセス数がアップすることはないからです。

検索順位を確認するには、ブラウザで検索キーワードを入力して調べる方法が一番簡単です。ですが、検索キーワードが複数ある場合は時間がかかります。

効率よく、検索順位計測する方法として

  1. Search Console(サーチコンソール)の検索アナリティクスを使う
  2. 無料の簡易的な検索順位計測ツールを使う
  3. 有料の検索順位計測ツールを契約する

Search Consoleでサイトを登録してあれば、検索キーワードと平均検索順位を調べることができます。(あくまで、Googleでの検索順位になります。)リアルタイムで検索順位を知りたいのであれば、GRCやRankTrackerといった検索順位計測ツールを活用することをおすすめします。

新規でサイトを公開したのであれば、すぐに順位がつくことはありません。順位が安定するまでに、1ヶ月〜3ヶ月程度かかることもあります。

まずは、一定量の記事(コンテンツ)を投稿し、徐々に検索順位が計測できる環境を整えていきましょう。

7. 定期的に記事をリライトする

記事が上位表示されない場合は、ユーザニーズを満たしていない可能性があります。情報が不足していたり、古かったりすることで低い評価を受けやすくなります。

とはいえ、すべての記事に対してリライトをしていくことは現実的ではありません。リライトする記事に優先順位をつけて効率良く記事をリライトすることが大切です。

<リライトする記事の優先順位>

  1. 上位表示はされているが、アクセス数がない・少ない記事
  2. 月間検索ボリューム数が一定量ある検索キーワードで検索順位が中盤の記事
  3. 検索キーワードがズレている記事
  4. ユーザニーズ(検索意図)とズレている記事
  5. コンテンツ量が少ない記事

まずは、上位表示しているのにアクセス数が伸びていない記事を探します。タイトルやディスクリプションがユーザにとって魅力的に感じていなければ、上位表示してもアクセス数が増えることはありまん。タイトルやディスクリプションだけのリライトなのでそこまで時間もかかりません。

優先順位をつけるということは、効率化を図るということです。月間検索ボリューム数が大きいキーワードで上位表示されればアクセス数にも大きく影響を与えます。検索順位が中盤で月間検索ボリューム数が大きいキーワードからリライトをすることをおすすめします。

全く検索順位が付いていないからといって諦めることはありません。検索キーワードやユーザニーズがズレを修正する、コンテンツ量を追加することで質の高いコンテンツに近づけることはできます。

8. 内部リンク・外部リンクを強化する

関連性の高い記事を、カテゴリーやタグでまとめるだけでなく文中にリンクを貼ることでより関連性を高めることができまます。また、サイトの評価は有益な外部リンク(被リンク)をもらうことでも評価に影響します。サイトに関連性が高く、専門的で権威がある人から自然にリンクをもらえるような情報発信をするように心がけてください。

以上が、「ブログをアクセスアップするステップ」についての紹介でした。アクセスアップには根気と時間が掛かります。途中で諦めることなく、継続してユーザにとってためになる記事(コンテンツ)を発信していきましょう。

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