無料ホームページが作れるツール・サービス15選

ホームページやブログを作ろうとすると、HTMLやCSSといった専門知識がいるのではないかと不安になる人もいるのではないでしょうか。

最近では無料で専門知識を必要とせずに、デザイン性が高いホーページも作ることができるツールが多くなってきました。

今回は、15個の無料でホームページが作れるツール・サービスを10年近くIT企業にいるプロの目線も含めて評価、紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

無料でホームページを作成できるサービス・ツール

1. WordPress(ワードプレス)

WordPressのオフィシャルサイト

WordPressは、2003年に開発が始まったオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)です。
世界中のCMSのうちの約60%を占めており、Webサイトでは41%以上のシェアを確立しています。

WordPressが人気の理由は、テーマを変更することでコーポレートサイト、ブログ、ECサイトなど様々なサイトを立ち上げることができます。HTMLやCSSの知識といった専門知識がなくてもサイトのレイアウトを変更したり、記事を投稿できたりします。

独自ドメインを使用しないのであれば、WordPress.comではサーバ費用は不要でWordPressのサイトを立ち上げることができます。

最近では、WordPressを簡単インストールできるサーバも増えたので是非活用してみてください。

WordPressとは?わかりやすく基本機能と長所・短所を解説

2. WIX(ウィックス)

WiXオフィシャルサイト

WiXは、イスラエルの企業によって開発されたドラック&ドロップで簡単にホームページが作れるツールです。世界190カ国で2億人以上の登録ユーザがいます。

2012年12月に日本語版がリリースされたことにより、日本の利用者も増え続けています。

Wix.com(ウィックス)Web CM | 1億8千万人以上に選ばれているWixでホームページを作成

WiXは、用意されているパーツを組み合わせることでスタイリッシュなデザインのサイトが作れることが特徴です。無料版だと、「独自ドメインが使えない」「広告が表示される」といった制限がありますので、ビジネスなどで使う際には有料版を使用することをおすすめします。

3. Jimdo(ジンドゥ)

Jimdoオフィシャルサイト

Jimdo(ジンドゥー)は、ドイツ生まれで世界で200万人ユーザが利用するホームページ作成ツールです。日本語対応で、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが運営しているので安心して利用できます。

無料で始められて、コーディングは不要で見た目も実用性も高いホームページを作成できます。

Jimdoには、「ジンドゥークリエイター」と「ジンドゥー AI ビルダー」のプランがあります。

  • ジンドゥークリエイター:ドラック&ドロップでホームページを作れる
  • ジンドゥー AI ビルダー:質問に答えるだけでAIが自動でホームページを作ってくれる

その他の機能としては、

  • レスポンシブレイアウト
  • SNS連携
  • ネットショップ機能
  • SEO & アクセス解析機能
  • ドメイン & E メールの利用可能

がありますが、有料プランと無料プランで出来ることが違います。

Jimdoの料金表一覧

4. Ameba Ownd(アメーバオウンド)

Ameba Ownd オフィシャルサイト

Ameba Owndは、サイバーエージェントが運営しているホームページ作成できるサービスです。冒頭にAmebaがついているように、アメブロと連携することがきます。

スタイリッシュなデザインのホームページが作れるので、美容系やポートフォリオなど見た目の印象が重要なサイトにはおすすめのサービスです。

主な機能としては

  • スタイリッシュなデザインが豊富
  • ネットショップのBASEと連携可能
  • SNSとの連携がしやすい
  • スマフォからでもサイト更新が可能

簡単にスタイリッシュなサイトが出来る反面、拡張機能が少なくSEO対策も不十分です。アーンドメディアからの集客だけであれば問題ありませんが、オーガニックによる集客を望むのであればおすすめできません。

また、無料プランではページ数は10ページまで、画像ストレージは1024MBまでといった制限があります。高画質で画像点数が多いサイトであれば、有料プランになることも考慮した方がいいでしょう。

Ameba Owndの料金一覧 

5.BiNDup

BiNDupのオフィシャルサイト

BiNDupは、350種類以上のテンプレートから高品質なサイトを簡単に作成できるホームページ作成ツールです。2007年度にはグッドデザイン賞を受賞。業種や目的を選ぶだけで、簡単にサイトを作成することができます。

Googleアナリティクスやサーチコンソールとの連携も簡単で、SEO対策も出来るためサイト立ち上げから集客に至るまですべてを任せることができます。

BiNDupは、初年度までは無料使用することができます(2年目以降は528円/月(税込)。)有料プランは月額払いで2,728円〜(税込)で始めることができます。

BiNDupの料金一覧

6. Crayon(クレヨン)

Crayonのオフィシャルサイト

Crayon(クレヨン)は、スマフォから簡単にホームページが作れるサービスです。無料プランで初期費用や月額費用は不要です。作成できるページの上限は3ページまで、登録画像は10枚までと簡易的なホームページを作成したい人にはおすすめです。

スマフォで簡単にデザインやレイアウト変更ができるので、電車などの移動時間も有効活用することができます。

Crayon スマホで簡単・無料でホームページ作成

Crayon(クレヨン)の料金一覧

7. Weebly

Weeblyのオフィシャルサイト

Weeblyでは、通常のwebサイトに加えて、eコマースサイトを立ち上げることができます。テーマは50種類程度ですが、類にしたデザインやレイアウトが少ないためので目的にあったテーマを選ぶことができます。すべてのテーマがレスポンシブデザインなのでスマフォのレイアウトを気にすることなくサイトを作成することができます。

会員限定のページも作成できるので、ファン限定の特設サイトも作ることができます。(BUSINESSプランであれば会員登録機能もついています。)機能が足りないなと感じている方でも、アプリといったアドオン機能を追加することで、SNSのシェアボタン、フォームや投票機能、レポート機能の強化など機能拡張することができます。

Weeblyは、無料プランから始めることができます。有料プランでは、独自ドメインの運用、広告の非表示、eコマース機能などが対応できるようになります。

Weeblyの料金一覧

8. Striking.ly(ストライキングリー)

striking.lyのオフィシャルサイト

Striking.lyは、直感的にウェブサイトをクリックして編集することができます。シンプルなデザインが多く、デザイナーや起業家からの支持を集めています。

無料版でも24時間メールやチャットでサポートに問い合わせることができるので、操作やトラブルに見舞われた場合でも気軽に相談することがでいます。

主な機能としては、基本的なブログ機能の他、E-commerceによるe-コマース機能、ソーシャルフィールド、独自のアナリティクス機能など多岐に渡ります。有料であればモバイルアクションボタンが設置できるのでスマートフォンのユーザビリティも向上します。

プランには無料と、有料のLIMITED、PRO、VIPの4つに分かれています。
無料と有料の大きな違いは独自ドメインが使えること、帯域幅の上限、サーバ容量、サイト数になります。キャンペーンなど短期間で帯域幅を超えるサイトや複数サイトの運営を考えてる方であれば有料プランも検討することをおすすめします。

Striking.lyの料金一覧

9. FC2ホームページ

FCホームページのオフィシャルサイト

FCホームページは無料なのに広告無しでサーバ容量も1GBと大容量なホームページを作成できるサービスです。

商用利用も可能なので、アフィリエイト広告などを貼り付けてサイトを運営することもできます。
無料で使えるテンプレートも充実しているので、1からサイトを作る必要はありせん。

ネット上でフォトアルバムやマンガを公開したければ、アルバムメーカーの機能がおすすめです。
ドラック&ドロップで簡単にマンガや写真をアップでき、イメージごとにタイトルやコメントをつけることも可能です。

有料プラン(月額300円)にするとサーバ容量が10GBになり、1度にアップできるファイルサイズも500MBになり、アダルトサイトも作ることができます。独自ドメインは年間999円(初年度)を払えば、無料プランでも使うことができるので通常のホームページであれば無料プランで十分でしょう。

FCホームページの料金一覧

10. 忍者ホームページ

忍者ホームページのオフィシャルサイト

忍者ホームページは、1つの無料IDで10サイトまで作成することが可能です。ドメインも340種類の中から選択できるので、サイトの目的やイメージに合わせたドメインを選ぶことができます。気に入ったドメインがなければ、別途独自ドメインを取得して設置することも可能です。

商用利用も可能で、特に広告設置制限もないのでお小遣い稼ぎでアフィリエイトをしたい方も気軽に始めることができます。

忍者ホームーページでは、独自の無料アクセス解析ツール「忍者アクセス解析」があります。通常のアクセス解析はもちろん、不正アクセスの監視の機能もついているので安心してサイトを運営することができます。

有料プランでは、バナー広告が非表示、サーバーディスク容量5GBになる、1度にアップできるファイルサイズ10MBになるといった違いしかありません。まずは、無料プランを使いサーバ容量を増やしたくなったら有料プランに移行するようにしましょう。

忍者ホームページの料金表一覧

11. Webnode(ウェブノード)

Webnodeのオフィシャルサイト

Webnodeは、チェコにある企業が2008年にリリースしたオンライン上で高品質なホームページが作れるシステムです 。利用者数は4000万人以上で、ホームページからネットショップまで幅広いジャンルのサイトが作成、運営されています。

美しいデザインのサイトを作れることはもちろん、開発元の経験豊富なスタッフにメールやチャットで問い合わせることもできます。はじめて、サイト作成をする方でも安心して利用できます。

開発元が海外ですがテンプレートは日本語対応しているので、そのまま使用することができます。タブレットやスマートフォンでも操作できる設計になっているので移動中や外出先でも手軽に作成、更新することができます。

有料プランでは、独自ドメインの使用やデータ容量や帯域幅が増えます。その他、基本機能は無料プランでも使えるので必要に応じて有料プランに切り替えるようにしましょう。

Webnode(ウェブノード)の料金一覧

12. BASE(ベース)

BASEのオフィシャルサイト

BASEは、ネットショップを無料で始められるプラットフォームです。BASEを使って、150万以上のショップが開設しています。無料のテンプレートを選んで、好きなデザインパーツの組み合わせ次第でオリジナルのネットショップを立ち上げることがことができます。

よりデザインやレイアウトを自由に変えたい方は、独自のアプリケーションをインストールすることでHTML / CSS / JavaScriptなどを編集することができます。また、優秀なクリエイターたちが制作した有料テンプレートもあり、数千円程度で購入することが可能です。

BASEでは独自の決済システムが用意されています。入金管理ができ、豊富な決済方法が用意されていてオンラインショップに必要な決済機能が全て含まれています。

BASEは、登録料や月額・年会費は一切掛かりません。ただし、決済利用料、サービス利用料、振込手数料、事務手数料が発生します。

  • 決済手数料:3.6%+40円
  • サービス利用料:3%
  • 振込手数料:250円
  • 事務手数料:500円

売上に応じて費用が発生するので、初期投資を抑えたいオンラインショップのオーナーにはおすすめのサービスです。

12. Stores(ストアーズ)

Storeのオフィシャルサイト

Storesも、BASE同様にネットショップを簡単に開設できることで有名なサービスの1つです。大きな違いとしては料金プランが違います。

  • 決済手数料:5%無料ブラン)または3.6%(有料プラン)
  • 振込手数料一回につき一律275円
  • 事務手数料一回の振り込みにつき一律275円
  • スピードキャッシュ利用手数料5%無料ブラン)または3.6%(有料プラン)

※ スピードキャッシュ利用手数料とは、前月の売り上げ分を最短で申請の翌日に自身の口座に振り込むサービス。

Storesではネットショップの他に「STORES予約」といったネット予約システムもあります。スクールやエステサロンなどの来店予約に便利なシステムです。

13. SITE123

SITE123のオフィシャルサイト

SITE123は、ナビゲーションに沿って進めるだけでホームページやオンラインストアを作成できるシンプルなサービスです。ウェブサイトの対応を選択し、コンテンツをアップロードすることで簡単にサイト公開することができます。

チャットでサポートに気軽に問い合わせをすることができますが、英語のやり取りになります。有料プランもありますが、独自ドメインを使用しない、オンラインストアでなく数ページのサイトであれば無料プランでも問題なく利用することができます。

無料でホームページを作成できるサービス・ツール比較一覧

ツール名月額容量帯域幅広告の非表示独自ドメイン商用アダルトサポート
WordPress(ワードプレス)無料3GB有料のみ不可無し
WIX(ウィックス)無料 500MB1GB有料のみ有料のみ不可あり
Jimdo(ジンドゥ)無料500MB2GB有料のみ有料のみ不可無し
Ameba Ownd(アメーバオウンド)無料1GB非公開有料のみ不可不可無し
BiNDup無料(初年度)1GB非公開無しエントリーコース以外不可あり
Crayon(クレヨン)無料3ページ /画像10点非公開有料のみ有料のみ無しサポート
Weebly無料500MB無制限有料のみ有料のみ不可無し
Striking.ly(ストライキングリー)無料500MB5GB有料のみ有料のみ不可あり
FC2ホームページ無料1GB非公開無し有料のみあり
忍者ホームページ無料500MB非公開有料のみ不可あり
Webnode(ウェブノード)無料100MB1GB有料のみ不可不可あり
BASE(ベース)無料無制限非公開なし不可あり
Stores(ストアーズ)無料無制限非公開広告不可商用アダルトサポート
SITE123無料無制限帯域幅有料のみ不可あり

無料ホームページといってもサービスは多岐に渡ります。サイトの目的やジャンルに合わせてサービスを選ぶようにしましょう。

無料ホームページにもデメリットはある

できるだけコストを抑えたいと考えて無料ホームページを選ぶ人が殆どだと思います。ただし、状況や目的に合わせて有料ホームページを選んだ方がいい場合もあります。無料ホームページのデメリットも考慮して最適な選択するようにしましょう。

1. サービスが終了するリスク

サービス自体が閉鎖すると、同時に自身のサイトも閲覧することができなくなります。サイトの存続はサービス提供側に依存します。

有名な例としては、ユーザ投稿型のキュレーションサービス「NAVERまとめ」です。2009年よりスタートし2020年9月30日にはサービスを終了しています。

約180万のまとめ記事が作成され、アカウント数は34万を越えていました。ネイバーまとめではユーザに対して記事のPV数に応じた報酬が支払われる仕組みもあり、サイトの人気に拍車を掛けていましたがGoogleアルゴリズムの変動もあり、結果閉鎖することになりました。

2. 自由度が低い

機能の拡張性はサービスに依存するため自由度は低くなります。文字や画像サイズ、色の変更など微妙なデザイン修正ができない、パソコンとスマートフォンとで表示コンテンツの切り替えができないなどデザインをしっかりと作り込みたいといった人にとっては物足りなさを感じることがあります。

3. データの引っ越しができない

サイトが成長するともに、新しい機能を追加したい、ランニングコストを抑えたいなどの要望が出てくると思いますが、使用してサービスで対応できるないこともあります。

その際には、データを引っ越して新たなサービスに乗り換えるのも1つの手段ですが多くのクラウド系サービスは引っ越しができない仕組みになっています。

初心者は無料ホームページからはじめよう!

初心者はリスクの少ない無料ホームページがおすすめです。手間や費用も掛からないので、ちょっと使ってみて違うなと思えば、別のサービスに乗り換えることが手軽にできます。

いくつか目的にあったサービスを比較して、ベストなツールやサービスを選ぶようにしましょう。

以上、「無料ホームページが作れるツール・サービス15選」でした!

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