SEOでキーワード選定する方法とポイントについて

SEO対策でキーワード選定の方法が分からなくて困っていませんか?

正しいキーワード選択することで、検索意図を理解し良質なコンテンツを作成していくことでサイトのアクセス数を伸ばしていきます。

今までに、大規模サイトから小規模サイトまでSEO施策してきましたが、キーワードはサイトの目的やテーマによっても違ってきます。

今回は、キーワード選定がなぜ必要なのか?効率良くキーワードを選定する方法や注意点についても詳しく説明していきます。

キーワード選定とは

ユーザは悩みや課題を解決したいから検索エンジンを利用します。つまり、検索キーワードには必ず検索意図があることを理解しなければいけません。

また、検索エンジンはインターネットに繋がっていれば誰でも無料で使えます。
同じような検索キーワードでも、「悩みを早く解決したいと焦っている人」もいれば、「なんとなく検索をしてみた人」とユーザ心理も様々です。

キーワード選定では、検索意図を理解しながらサイトとして狙うべきキーワードなのか判断しなければなりません。

キーワード選定の重要なポイント

実際にキーワード選定の作業に入る前に、下記の4つのことを意識しておくことで効率よくキーワード選定をすることができます。

1. サイトのテーマとの親和性

サイトのテーマが決まっている場合は、それに合わせたキーワードの選定をします。
例えば、コスメのサイトで、車の記事を作ったとしてもテーマとの親和性が低くユーザが不自然に感じます。関連性の高いキーワードでまとめて記事を書くことで、サイトの専門性が高くなりテーマもブレることがなくなります。

2. ビックキーワードだけを選定しない

ビックキーワードは、検索ボリューム数も多く上位表示した際にトラフィックが増えることが期待できますが、競合も増えるため上位表示の難易度は高くなります。

逆にロングテールキーワードは、複数単語の掛け合わせで検索ボリューム数は少ないですが、キーワード全体の8割近くを占めているといわれています。ユーザの目的が明確でコンバーション率が高いので、売上に直結しやすいキーワードが多く含まれています。

単ワードのビックキーワード目掛けて1つの記事を書いても検索エンジンの上位表示を狙うことはできません。関連するキーワードについて網羅的に書くことによって、サイトの専門性が高まっていきます。

つまり、ビックキーワードだけでく、ロングテールキーワードも意識してキーワード選定をする必要があります。

3. 1ページ1キーワードを設定する

複数キーワードを1ページに設定してしまうと、ページの内容やサイトのテーマがブレてしまいます。
コンテンツの重複も防ぐためにも1ページ1キーワードに設定して検索順位の変化を計測することをおすすめします。

4. 季節要因で検索ボリューム数が変化するキーワードもある

検索キーワードは、トレンドやイベントなどによってユーザの購買行動が変化し、急激に検索ボリューム数が増えることがあります。

例えば、1月や2月は「福袋」や「バレンタインデー 手作り」といったキーワードが他の月に比べ急激に検索ボリューム数が増えます。

福袋をGoogleトレンドで検索した例

トレンド情報をテーマとしたサイトを作る際には、特に季節要因で検索ボリューム数が変わることを意識しましょう。

キーワード選定の手順

キーワード選定には基本的な手順があります。慣れてくれ効率よくキーワードを選定できるようになります。今回は順を追って説明します。

1. 検索上位を狙うメインキーワードを決める

まずはサイトで狙うべきメインキーワードを決めます。
例えば、太っている人に痩せる方法を伝えるサイトであれば「ダイエット」がメインキーワードになります。

メインキーワードは、「このサイトは何のサイト?」と聞かれて一言で伝わる単ワードになります。
このキーワードが軸となり、キーワードを広げていくので検索ボリューム数が多いビックキーワードを選ぶようにしましょう。

2. サジェストや関連キーワードを調べる

メインキーワードを軸に、サジェストや関連キーワードを調べてキーワードを広げていきます。
狙うキーワードの全体像が分かるようにキーワードをマインドマップで可視化します。これをキーワードマップといいます。

下記は、ダイエットサイトを作る際のキーワードマップ(イメージ)になります。

キーワードマップ例

ダイエットは、主に食事と運動によって痩せます。キーワードを食事と運動から派生させていき、具体的なキーワードに落とし込んでいます。

キーワードマップなら、違うグループへのキーワード移動も簡単できますし、検索意図が近いキーワードや関連性が高いキーワードも把握することができます。
エクセルを活用してキーワードリストを作成すると、行が増えていき全体を可視化できない為にキーワードの抜け漏れが発生しやすくなります。

まずは、キーワードマップで全体像を可視化した後にリストに落とし込むことをおすすめします。

3. 競合サイトを参考にする

すでに同じようなテーマで競合サイトがいるのであれば参考にしましょう。
設定しているカテゴリーや投稿記事を確認していきます。サジェストや関連キーワードだけでは分からなかった新しいキーワードを発見することができます。

また、競合分析ツールを使えば、おおよそのトラフィックも分かるので自サイトで検索上位表示した際のポテンシャルも分かるります。

Ubersuggestを使って競合サイトを分析する

4. 各キーワードの月間検索ボリューム数を調べる

月間検索ボリューム数を調べることで 人気のあるキーワードか判断することができます。検索ボリューム数が大きいビックキーワードほど、検索上位表示した場合のアクセス数が期待できます。

但し、ビックキーワードになると競合サイトも増え、検索上位表示を狙うことは難しくなります。
ビックキーワードを狙うには、周辺キーワードに対しても網羅的に記事を投稿しなければなりません。

各キーワードの月間検索ボリューム数を調べることで、ROI(費用対効果)を知ることで収益性の把握や予算を立てやすくなります。

月間検索ボリューム数を調べるツール

5. 自サイトの検索順位を調べる

すでにサイト公開している場合は、各キーワードの検索順位を調べましょう。
上位表示しているキーワードに関しては、新規で記事を作る必要はありません。検索順位が1位でなくても、検索結果1ページ目以内であればリライトすることで1位になることもあります。

上位表示キーワードは検索エンジンから一定の評価を受けてるので、関連性の高いキーワードから記事を書くことで上位表示が狙いやすくなります。

キーワードが見つからない場合は

サイトが大きくなるにつれてキーワードを探しづらい、サイトがニッチな領域なのでキーワードが見つかりにくいという壁にぶつかっている方も多いと思います。

キーワード分析ツールは、調査するキーワードが起点となって分析結果がでます。つまり、分析する担当者が思いつくキーワードの範囲が分析結果に影響します。

キーワードの範囲を広げるためには、生のユーザと対峙したり、ユーザ行動を明らかにする必要があります。具体的には、次のような方法があります。

1. Q&Aサイトを見る

Q&Aは、投稿された質問や悩みに対して、他のユーザが回答することで課題解決に導くナレッジコミュニティサイトです。

代表的なQ&Aとして、Yahoo!知恵袋教えて!gooOKWAVEなどがあり、幅広いジャンルに対応し、ユーザ数が多いのが特徴ですがターゲットが狭く、専門性が高いものだと情報が少ない場合があります。

例えば、医療系の悩みであれば「AskDoctors」、法律相談であれば「みんなの法律相談|弁護士ドットコム」出産、育児のことなら「ママリ」といった特化型のQ&Aサイトもあります。

サイトの目的やテーマに合わせて、上手に使い分けQ&Aサイトからユーザニーズを把握しキーワードを広げていきましょう。

2. 専門家や利用者にインタビューする

商品やサービスが販売されたばかりで、ネット上に情報があまりないことがあります。
その場合は、専門家や利用者に対して直接インタビューやアンケート調査をしましょう。競合となる商品やサービスが見え、潜在ニーズの発掘にも繋がります。

被験者は5人程度の顧客となるユーザで十分です。100人など規模を大きくしても平均的な意見しか出ず、一般論で終わってしまします。顧客となるユーザに商品購入や契約に至るまでのフローを確認していきます。検索キーワードは何か、経由するページはどこか、購入理由はなにかなどを探っていきます。

専門家インタビューで、業界全体の課題や動向、研究論文や海外のトレンドなどその道のプロフェッショナルでなければ知り得ない情報を入手することができます。想定されるキーワードのスモールワードだとしても、1年後にはビックキーワードに成長していることもあります。

専門家や利用者にインタビューすることで、新しいニーズやキーワードを見つけるキッカケになります。「ピザスクlite」といったスポットで専門家に依頼するサービスもあるので是非活用してみてください。

SNSのハッシュタグを見る

ユーザの検索行動は、検索エンジンには留まりません。特に若い世代では、GoogleよりもInstagramで気になる商品やサービスを探す傾向が高くなっています。

SNS上では、ユーザが投稿する際に付けるハッシュタグを元に検索されます。同じハッシュタグが付いた投稿を一覧閲覧できるため、効率良く目的の商品やサービスを見つけられます。

SNSはフロー型のメディアなので、トレンドに左右され1度投稿した内容を更新することは皆無に近いでしょう。一方、ブログなどのストック型メディアは過去に投稿した記事を更新することがあります。

SNS上でバズったコンテンツやキーワードが定着し、ブログなどで記事として投稿することはよくあることです。将来的にハッシュタグから生まれるお宝キーワードを見つけましょう。

最適なキーワード選定をして良質なコンテンツを作ろう!

キーワード選定をする目的は、検索ニーズを理解して良質なコンテンツをユーザに届けることです。
結果、Googleに評価されて検索結果の上位表示されることになります。

誤ったキーワード選定をしてしまうと、検索結果で上位表示しても期待した流入を得ることができなく結果、売上や問い合わせに繋がりません。

最適なキーワード選定をして良質なコンテンツを作り、集客に繋げましょう!

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