rel=”prev”とrel=”next”を使うことで、複数ページをまたがったコンテンツがある場合、そのページ間の関係性や繋がりをGoogleに示すことができます。
このrel=”prev”とrel=”next”ですが、2019年3月21日にGoogleはサポートを終了したと発表しています。(Bingでは現在も使用しています)
ページネーションの新しいガイドラインを準備中
rel=”prev”とrel=”next”のサポート終了しているものの、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏はページ検出とサイト構造の理解のヒントとして、rel prev / next(ほとんどのマークアップと同様)を使用しているといっています。
また、2019年12月4日にイスラエルのテルアビブで開催されたGoogle Webmaster Conference TLV 2019にJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が登場し、下記について言及しています。
John on Pagination without rel next/prev -> Link naturally between pages (next/previous page-res) -> Use clean URLs (no/few parameters) ・Determine goal of pagination content vs detal-links? ・Paginated content link all pages, make al indexable ・ Detail links (eg. shops): Either link all pages, or if all content is findable (cross-links):just page 1 for first few canonical to page 1, noindex rest ・ Double-check with a local crawler
明確に分かるポイントとしては、「ページ間で自然にリンクする(前のページ、次のページ、ページ番号)」、「クリーンなURLにする(パラメータがない、または少ない)」ということです。
この内容は、John Mueller(ジョン・ミューラー)氏によるコメントでGoogleによる正式なガイドラインではありません。
結論:サポート終了後の対応方法
rel=prev”とrel=”next”はサポート終了とJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のコメントを受けて、下記の対応が望ましいと考えます。
- rel=prev”とrel=”next”は設置する
- ページャーは設置し、ページの前後が分かりやすい工夫をする
- URLはシンプルにしてページ間の関係が分かりやすいものにする
rel=prev”とrel=”next”のサポートは終了していますが、Googleからの正式なガイドラインはなくページ検出とサイト構造の理解のヒントして使用しているのであれば設置することをおすすめします。
また、ページャーは前後のページが分かるように工夫をし、URLもページ番号でカウントされるものがいいでしょう。
ページャー例
URL例
- http://a.com/category/1(1ページ目)
- http://a.com/category/2(2ページ目)
- http://a.com/category/3(3ページ目)
Googleのページネーションに関する新しいガイドラインを待つべきですが、上記はサポート以前にも言われていた内容なので、悪影響を与えることはありません。今後、ページネーションに関して新しい情報が入り次第お知らせしていきます。