発リンクを設置は必須。その理由とSEO効果について

発リンクとは、自身のサイトから外部に向けたリンクのことを指します。

「発リンクと被リンクの違いは?」「発リンクはSEOに効果があるのか?」といった疑問をもたれる方も多いでしょう。発リンクの多くは、外部サイトのテキストや画像を引用した際に使用します。

専門性の高い分野になると、どうしても個人だけの見解では説明不足だったり、情報の信憑性が欠けることがあります。そういった場合は論文やレポートなど、権威のある組織や団体からの情報を引用することで文章の説得力やユーザの理解度が上がります。

間違った情報を発信しないためにも、引用元を明確にしてコンテンツを作ることは重要です。

今回は、自サイトから外部にリンクを設置する発リンクについて説明しつつ、以下のことについて詳しく解説していきます。

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  • 発リンクとは何か
  • 発リンクの貼り方や注意点
  • 発リンクのSEO効果

発リンクとは

発リンクとは、自サイトから外部の他サイトにリンクを設置することです。

よく被リンクと間違うことがありますが、被リンクは外部のサイトから自サイトにリンクをもらうことを指しますので混同しないように注意しましょう。

発リンクは、引用元を示す際に設置することが多く、コンテンツの信憑性やユーザ理解度を深める為に必要です。只、発リンクを設置すればいいのでなく、誤った発リンクの設置はGoogleのサイト評価を下げる原因にもなります。正しいリンクの設置方法をして、Googleから適正な評価を受けられるようにしましょう。

発リンクの貼り方

発リンクを設置する際は引用箇所をblockquoteで囲み、citeタグで引用元のリンク(発リンク)を設置します。リンクは、引用したページのURLを設置します。

発リンクの設置例

著作権は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。引用元:ウィキペディア 著作権

引用文と本文の違いが分かるようにCSSで装飾をして表示します。但し、引用を禁止しているサイトもあるので、引用する際は利用規約などを読み注意するようにしましょう。

また、引用先が広告の場合はaタグ内に「rel=”sponsored”」、関連付けたくない場合は「rel=”nofollow”」を設置するようにします。

発リンクのSEO効果

発リンクをすることで直接的なSEO効果はありませんが、適切な引用リンクを設置することでコンテンツの信憑性を高めることはできます。

Googleの検索品質評価ガイドラインで言及されている「YMYL」という言葉があります。これは「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」という意味でこの分野に該当するコンテンツではE-A-T(Expertise/Authoritativeness/Trustworthiness)がより重視されます。

コンテンツ作成者だけでなく、コンテンツやウェブサイト自体の専門性や信憑性も問われます。引用先を明確にすることで、正しい情報を得てコンテンツを作成していることをGoogleに伝えることができます。結果、コンテンツの質を上げていることに繋がります。

適正な発リンクの数とは

Googleのガイドラインでは「1 ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)」となっています。現実的に1ページあたり1000を超えることはないので、通常気にしなくても問題はないでしょう。

発リンクに問題があった場合は、例として下記のようなメッセージがGoogleから届きます。

これは、不自然な発リンクを張っていたサイトに対しての警告メッセージです。企業が無料で提供したサービスや商品に対してレビュー記事からの発リンクが対象となっています。

アフィリエイトサイトで、他社の商品やサービスを紹介していると全く関係ない話ではないと思います。Googleでは「企業から無料で提供された商品をブログでレビューする際のベスト プラクティス」を紹介いるので、心配な方は一度目を通しておきましょう。

発リンクのリンク切れをチェックする

引用がURL変更やページを閉じてしまったことによって発リンクがリンク切れの状態になってしまうことがあります。

日々のサイト運用では、過去の記事まで遡ってチェックするのは正直手間ですよね。ネット上には、切れたリンクを自動で抽出してくれるツールがあるので上手に活用しましょう。

1.リンク切れチェックツール(SEONET.JP)

SEONET.JP

リンク切れチェックツール(SEONET.JP)は、対象となるページのURLを入れるだけページ内のリンク切れのチェックをしてくれる無料ツールです。リンクのステータスコードも分かるので、意図しないリダイレクトなども発見することができます。

2. Broken Link Checker(WordPressプラグイン)

Broken Link Checker

Broken Link Checkerは自動でサイト内のリンク切れを監視するWordPressのプラグインです。リンク切れが発生した場合はダッシュボードやメールで通知されるのですぐ対応することができます。プラグイン画面でリンク切れを直接修正することができるので非常に便利です。

3. Google サーチコンソール

Google サーチコンソール

Googleサーチコンソールの「カバレッジ」ではサイト内にエラーなどが発生している場合に数値とメッセージで教えてくれます。「送信されたURLは404エラーです」というエラーが表示されていれば、リンク切れが発生しています。

発リンクを適切に設置してコンテンツの質を高めよう

以上、「発リンクを設置は必須。その理由とSEO効果について」でした!発リンクを張ればSEO効果があるというわけではありません。

引用などで適切に設置することで、信頼できる情報を用いてユーザ理解度を高めてるコンテンツとして評価されるだけです。逆に誤った設置方法をしてしまうとマイナス評価に繋がることもあります。

正しく発リンクを設置して日々コンテンツの質を高めるように心がけましょう。

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