wwwあり、　wwwなしを設定して正しいサイト評価を得る | SEOブログ

wwwあり、wwwなしどちらのURLでも問題はありません。但し、検索エンジンからのサイト評価が分散しないようにどちらか一方に統一する必要があります。

同一の内容であるにも関わらず、wwwあり、wwwなしのURLでアクセスできてしまうことで重複したページが存在することなり、評価が分散してしまいます。

今回は、wwwあり、 wwwなしの統一する設定方法について詳しく説明していきます。

wwwあり、wwwなし、どちらに統一するのがいい？

http://のあとに付く「www」ですが、これはWorld Wide Web（ワールドワイドウェブ）の略になります。これは、インターネット上で公開されているコンテンツ（動画、テキスト、音声など）を公開、閲覧できる仕組みのことを示します。

URL構造上、「http：」はプロトコル名で通信方式を示しています。これはウェブページを表示する際のプロトコルになります。（httpsは通信を暗号化したものになります。）

「www」はホスト名といい、下記の場合以外は、wwwが付かなくても特に問題はありません

これは稀なケースなどで、wwwあり、wwwなしのどちらでもサイト運営者の主観で決めても問題はないです。最近では、スマフォからのアクセスからも考慮して、短いURLを好む傾向からwwwなしを選ぶサイトも多いです。

<wwwありのサイト>

<wwwなしのサイト>

wwwあり、なしを統一する方法には「.htaccessを利用する」「canonicalタグを使う方法」「サーチコンソールの設定で、wwwあり・なしを統一する」があります。

基本的には「.htaccessを利用する」ことをおすすめしますがサーバの設定上、「.htaccessのファイル」を利用できないことがあります。そういった場合には「canonicalタグを使う方法」で対応してください。

.ｚとは、ディレクトリ単位でサーバを制御できるファイルです。このファイルに記述することでwwwあり、wwwなしのどちらかに統一することができます。

仮にwwwありに統一した場合、wwwなしにアクセスしてもwwwありにリダイレクトされます。301リダイレクトをすることで、リダイレクト元のページ評価も引き継ぎながらURLを統一することができます。

Options +FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^aaa.jp$
RewriteRule ^(.*)$ http://www.aaa.jp/$1 [R=301,L]

Options +FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.aaa\.jp$
RewriteRule ^(.*)$ http://aaa.jp/$1 [R=301,L]

手入力に不安がある方は、.htaccessの記述ジェネレーター「htaccess editor」がおすすめです。統一後のURLを指定するだけで、必要なコードを生成してくれます。

また、.htaccessファイルの動作をチェック「htaccess tester」を使うことで記述した.htaccess問題が無いかチェックをしてくれます。

サーバ環境によっては、「.htaccessファイル」の設定・設置ができないことがあります。その場合は「canonicalタグ」を使用します。

「canonicalタグ」を設置することで類にするページから優先してほしいURLを記載することができます。

canonicalタグは、<head>に設定します。下記の例は、wwwありに統一するため、https://aaa.jpのページに記載した例になります。

<link rel=”canonical ”href=”https://www.aaa.jp”/>

サーチコンソールで設定することで、wwwあり、なしどちらかを優先的にインディックスさせるか指定することができます。「.htaccess」や「canonicalタグ」で万が一設定漏れていた場合にも評価を統一してくれます。

wwwあり・なしが統一されていない状態だとページの評価が分散された状態になります。しっかりとどちらかのURLに統一して正しくサイトを運用するように心がけてください。

以上、「wwwあり、　wwwなしを設定して正しいサイト評価を得る」でした。