Googleトレンドは、検索キーワードのユーザ需要を調べるのに便利なツールです。最近のトレンド傾向、特定キーワードの人気度合いや急上昇キーワードといった動向を指標やグラフを用いて表示してくれます。
Googleトレンドは、無料で登録不要なので誰でも使うことができます。期間や地域ごとに条件を絞って分析することもできるので、世界のトレンドを調べることもできます。
- 人気の検索キーワードを知りたい人
- Googleトレンドの使い方を知りたい人
- SEOやリスティング対策をしたい人
今回はGoogleトレンドの使い方や人気のあるキーワードを探す活用方法についてご紹介します。
Googleトレンドとは?
Googleトレンドは、急上昇キーワードや特定のキーワードのスコア(検索度合い)を調べることができる無料ツールです。Googleトレンドは2006年から提供されており、2004年〜現在の期間でキーワードの需要変化を確認することができます。
Googleでは毎年2兆回以上の検索がされているといわれます。Googleトレンドでは、その検索動向を国や言語を問わず調べられます。
Googleトレンドの特徴
Googleトレンドの特徴は以下の通りです。
- 独自スコアで検索回数の推移が分かる
- 過去1時間、過去4時間での検索回数の推移を調べることができる
- 国や特定の地域でのトレンドワードを調べることができる
- 急上昇した検索キーワードを確認することができる
- 年度ごとにトレンドになったキーワードのサマリーを確認することができる
- 特定のキーワードを登録し、関連するトピック情報をメールで受信できる
googleのキーワードプランナーのように検索回数が何回といったように調べることはできません。「0〜100」のスコアで示され、100に近づくほど検索回数が多いことを意味します。
Googleトレンド基本的な使い方
Googleトレンドでは、過去から現在まで検索キーワードの検索回数のトレンドを調べることができる無料ツールです。Googleトレンドにアクセスすると、左上にハンバーガーメニューがあるのでクリックすると機能の一覧が表示されます。
主な機能として4つあります。
- 調べる
- 急上昇ワード
- Year in Search: 検索で振り返る
- 登録
順に各機能について解説していきます。
1. 調べる
「調べる」では、特定のキーワードを入力して、検索回数のトレンドを調べます。最大5つのキーワードまで比較して調べることができます。
国や期間、カテゴリー、ウェブ検索の他、画像検索、ニュース検索などでフィルタリングをすることも可能です。
折れ線グラフにマウスカールを合わせると、スコア(検索回数度合い)が表示されます。
「0〜100」のスコアで示され、100に近づくほど検索回数が多いことを意味します。SEOが「14」、SNS「61」、MEO「1」となっていますが、これは3つのキーワードを比較した場合の検索回数の比率になります。
MEO単体で調べると下記のようなグラフにあり、一定数のニーズがあることが分かります。
2. 急上昇ワード
急上昇ワードは、「毎日の検索トレンド」と「リアルタイム検索トレンド」があります。
毎日の検索トレンドでは、検索回数が急上昇したキーワードと関連記事が日付ごとにランキングで表示されます。
リアルタイム検索トレンドでは、過去24時間以内に検索回数が急激に上昇したキーワードと関連記事が表示されます。
3. Year in Search: 検索で振り返る
Year in Search: 検索で振り返るでは、年度別に前年と比較して検索回数(トラフィック)が急上昇したキーワードの一覧がジャンル別に表示されます。その年にどんなものが流行したのか、ニュースや事件なども大まかに把握することができます。日本だけでなく、各国のキーワードも知ることができます。
4. 登録
登録では、予めキーワードを登録しておくと、関連情報やその日の急上昇キーワードを定期的にメール配信してくれます。特定のキーワードに対して、常にウォッチしておきたい人には便利な機能です。
この機能を使うのには、事前にGoogleアカウント(Gmail)でログインをしてください。
まずは、登録画面にアクセスしてキーワードの設定をします。画面右下にある「+」のアイコンをクリックします。
トピックにキーワードを入力し登録すれば、週次や月イチで最新情報をメール配信してくれます。
また、急上昇ワードでは「毎日の急上昇ワード」を設定した頻度で通知してくれます。
Googleトレンドの活用方法
キーワードのトレンドやユーザ需要を把握するのに、代表的なツールとしてGoogle広告のキーワードプランナーがあります。Googleトレンドよりも、具体的な平均月間検索数を知ることが出来ます。
Googleトレンドは年単位でのトレンドや季節要因を調べることができ、SEM戦略やブログのテーマや方向性を考える上で有効活用できます。
例えば、Netflixで2019年から2020年を調べると巣ごもり需要で伸びていることが分かります。
例えば、逆に旅行はダウントレンドになっていることが分かります。
Googleトレンドでは、検索回数の推移だけでなく「小区域別のインタレスト」や「関連トピック」、「関連キーワード」といった機能もあります。
「小区域別のインタレスト」では、該当のキーワードがどの地域で人気度が高かったのかを表示します。例えばディズニーで調べると千葉県が上位に表示されるように、広告のターゲット地域を選定する参考になります。
「関連トピック」は該当するキーワードを検索するユーザーが、検索しているトピックが一覧で表示され、「関連キーワード」は同時に検索しているクエリが表示されます。キーワードに関連する記事を書く為のネタさがしや関連するキーワードやテーマを探す際に役立ちます。
以上、「Googleトレンドの使い方!無料ツールを使って人気のあるキーワードを探す」でした!Googleトレンドの使い方や活用方法について紹介してきました。2004年から遡ってキーワードの人気度の推移を確認することができます。季節要因による変動や新しいキーワードを見つけるのことができます。是非、SEM対策に役立ててください。